フラッシュメモリの変更にかかわるユーティリティのアップデート
BIOS Rev2.45以降のHT1010-U01では、フラッシュメモリに富士通MBM29F040またはAMDAm29F040を使用しています。
このため、ユーティリティディスクRev.1.4までに収録されていたABCD.EXE(BIOSコンフィグレーション), FLUP.EXE(フラッシュメモリアップローダ), SPEED.EXE(コンソール通信速度変更ユーティリティ)が使用できない場合がありますので、以下の最新版ユーティリティをご使用ください。
- ABCD.EXE REV.1.17(09/10/99)
- FLUP.EXE REV.1.14(09/10/99)
- SPEED.EXE REV.1.02(12/08/99)
なおこれらのユーティリティは、すべてのBIOSリビジョンのHT1010で共通に使用することができます。
HT1010-U00とU01の相違点について
ハードウェア
HT1010-U00では128KBのフラッシュメモリ(Am29F010)を使用していましたが、-U01では512KBのフラッシュメモリ(MBM29F040またはAm29F040)を使用しています。このためフラッシュメモリの占有アドレス範囲が従来の180000-19FFFFから180000-1FFFFFまでに拡張されています。
ユーザーアプリケーションで1A0000-1FFFFFのアドレス範囲にI/Oやメモリを増設している場合は、フラッシュメモリとアドレス範囲が重なるためコンフリクトが発生します。増設回路のアドレスデコード変更が難しい場合は、弊社技術推進部までご相談ください。
ソフトウェア
HT1010-U00用のユーティリティABCD.EXE(Rev.1.14まで)およびFLUP.EXE(Rev.1.11)は128KBフラッシュメモリへの書き込みにしか対応していませんので、HT1010-U01に書き込みする場合はABCD.EXE(Rev.1.17以降)およびFLUP.EXE(Rev.1.14以降)を使用してください。これらの最新ユーティリティはHT1010-U00にも共通に使用できます。
HT1010-U00で使用しているAm29F010と、HT1010-U01で使用しているMBM29F040およびAm29F040ではフラッシュメモリの書き込み方式が違います。アプリケーションプログラムで直接フラッシュメモリの内容を操作している場合は、書き込みや消去の手順を変更する必要があります
HT1010-U00では、内蔵のディスクイメージアップローダの転送速度が9600BPSに限定されていましたが、HT1010-U01では9600/19200/38400/115.2Kでの転送がサポートされています。詳細はマニュアルの9.3節をご参照ください。
HT1010-U00および-U01を識別する場合は、搭載されているフラッシュメモリの型名がAm29F010(-U00)なのかMBM29F040/Am29F040(-U01)なのかを確認するか、電源投入時に表示されるBIOSのリビジョンが2.30以下(-U00)か、2.42以上(-U01)かを確認してください。
アップデートされたユーティリティ
- ABCD.EXE REV.1.17(09/10/99)
- FLUP.EXE REV.1.14(09/10/99)
- SPEED.EXE REV.1.02(12/08/99)
このファイルは、上記ユーティリティを自己解凍形式で圧縮してあります。Windows上で実行してファイルを解凍してください。
■ ダウンロード(zip)